組織と個人の関係性

石﨑施設長のBLOG

 USJの運営会社である合同会社ユー・エス・ジェイのホームページには、その使命を「私たちはありえない”ワクワクドキドキ”で、明日へと向かう元気をゲストに届けます」「多様性を尊重し、私たちで最高の職場を創ります」「私たちが会社を成長させ、社会の発展に貢献します」と、明確に記載されています。そんなUSJで行われた「部署別対抗駅伝」の盛り上がる様子が報道されていました。閉園時間後に職員が部署別対抗で行う駅伝大会、笑顔で参加される姿が印象的。USJという特別な場所だから、みんな職場が好きなんだろうという話なのだろうか。いずれにせよ、職員みんなが同じ方向に向かっている印象が強く残りました。

 栄和会で駅伝大会を実施したら、どれくらいの参加者が集まるでしょうか。栄和会のホームページでも、理念や倫理綱領、WAYが記載されており、職場が向かう方向が示されています。利用者や入居者の方々といった「人」のため、「地域」の福祉向上のため、そういった福祉の「こころ」を作るために活動すると明確にされているとおり、顧客も明確にされています。一方で、職員一人ひとりが栄和会で仕事をする意味や価値は、人それぞれです。一人ひとりが持つ人生の方向性と職場の方向性に接点を見出さないといけません。そこで、人事考課等の面談等を活用し、一致する接点を探る緻密な作業が必要になります。だって、一人ひとりの思いは聞かないとわかりませんから。そして、その作業によって互いに成長する相互関係が醸成されていきます。

 最近のトレンドとして、組織に存在する親睦会が見直されているそうです。「なぜ、こんなに忙しいのに、仕事外に、わざわざ職場の人と交流しなければならないの?」「交流しなくとも、いくらでもオンラインで情報収集できるわ」という声も聞こえてきそうですが、オンラインが充実するにつれ、オフラインが見直されていくというのも時代の流れでしょう。一人ひとりが持つ有益で良質な情報は、オフラインでしか手に入れることが出来ないかも・・・。確かに、ここぞという大切な情報は、わざわざオンラインで公開する必要はないのかもしれません。

 栄和会WAY AWARDも、企画段階から各拠点の各職員が参画し、オフラインでコミュニケーションが活発化した良い例でしたし、親睦会のなかで発足したバスケットボールクラブは、職員の子供達(園児から高校生まで)も参加する、業務外のオフラインの取り組みです。今後も、組織と職員が交流しながら同じ方向性を向けるよう努力が続くのだろうと思います。 

 みなさん、特に家庭内のコミュニケーションについては、オールオンライン化しないよう、ご注意ください。

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